【インタビュー】単純な1台当たりの作業効率だけでなく、作業が止まるということもなくなりました

 

株式会社C.Iプラント

株式会社C.Iプラントはパイプの切断加工、金属加工を中心に事業展開している加工メーカー。加工した製品を梱包する作業の効率化を目的として自動封緘機を導入。ダンボール箱のテープ止めを自動化することで、作業の負担を軽減するなど効果を感じています。

2017年2月に自動封緘機を導入。株式会社C.Iプラント 営業部の西郷僚様に、導入した効果などのお話を伺いました。

導入製品

“3M-Matic a88” メーカー:3M 製品概要:自動封緘機

目的

  • 省力化したい(人手を少なくしたい)
  • 作業工程の合理化を図りたい
  • 生産性を向上したい

課題

  • 最終検査と梱包作業を2名体制で行っている
  • 梱包作業の工数が把握できていない
  • 梱包材の準備にも工数が掛かっており、準備した箱が場所を圧迫している

効果

  • 最終検査と梱包作業を1名で行えるようになった
  • 管理側も作業工数が把握できるようになった
  • 準備作業がなくなり、大幅な時間短縮ができた

 

 

切断加工技術だけでなく、一貫した生産体制も強み

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株式会社C.Iプラントの事業内容について教えてください

弊社は主に自動車部品の加工を行っております。内製加工品の主力品としましては、パイプの切断・面取り加工、端末加工、曲げ加工、切削加工の各種加工となります。他には金属同士を接着するために使う、ロウ材と呼ばれるものを製作しております。外製加工としては、プレス部品の加工請負、治工具設計・製作、搬送用トレーの設計・製作も行っております。

また現在、力を入れているのが、魚群探知機の製造や超音波機器用の発振器とよばれる部品、また熱交換器と呼ばれる製品の組み立てを行っています。熱交換器に関しましては、大手ロボットメーカー向けのコントローラーボックスへの採用が決まり、今後かなり数量が増えるという状況です。

金属加工品の生産・製造もこれまで行っていましたが、もう一歩先の組み立て、ASSYにも力を入れているところです。また、食品メーカー向けの殺菌庫(まな板用や長靴など)をオンラインショッピングで販売しており、大手メーカーにも販売実績がございます。

 

導入するきっかけは何でしたか?

トヨコンの営業担当者さんから、「キャンペーン製品としてこういった製品がありますよ。」というご紹介をいただいたのがきっかけです。1年ほど前からこのような機械導入のお話はいただいておりましたが、その当時は、箱を組み立てる機能も付いた大型機械のご提案であったため、見送る形となっておりました。

その後、今回の封緘機が「キャンペーン価格でご紹介できる」と改めてご提案いただき、メーカーさん同行にてご紹介いただいたので、導入までのイメージも分かりやすかったです。100V電源と省スペースで設置が出来る点が魅力でした。

 

作り置きしたダンボール箱が作業場に山積みになっていた

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導入前にどのような課題がありましたか?

これまで50台/日製造する場合に、ダンボール箱を事前に組み立てておき、その箱が作業場に山積みになっているという状況でした。またその準備も空いている時間を見つけて従業員が行っていたため、流動的な対応となり、実際の作業コストの把握が出来ておりませんでした。

一番の課題は、ダンボール箱が足りなくなった時、検査から梱包という流れが止まってしまうことも日常的に発生していました。

 

検査員1名がそのまま梱包作業まで行える体制になった

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導入後、何か変化はありましたか?

今回購入した封緘機は、熱交換器の生産現場にて使用しています。最終検査をしたあと、梱包して出荷する際に使用しています。検査台の横に設置し、検査員が検査後、梱包するために使用しているのですが、これまでは検査員と梱包作業員の2名体制で生産していたのが、設備導入により検査員がそのまま梱包作業を行える体制になっております。

2017年2月に製品を購入し、試運転を行いながら業務イメージを作成していき、4月から本格導入として、検査員と梱包員を合わせて1名で行う体制に移行しました。

導入して3ヶ月ほど経っておりますが、現場の作業もかなり慣れてきており、検査と梱包で1台3分ちょっとかかっていたのが、2分台で出来るようになっておりますので、効果としてはかなり大きいものだと感じています。(50台/日生産時、約1時間/日の工数削減効果)

単純な1台当たりの作業時間だけでなく、準備にかかっていた時間や梱包材がなくて作業が止まることもなくなりました。作業者の方も初めはちょっとやりづらいと話していましたが、しっかりと社員が作業内容を作っていったので、すぐに慣れて作業が行えるようになりました。

管理側も工数が目に見えて管理できるようになったことと、これまでしばしば社員が応援に入っていたような状況から、現在は作業者に任せて行えるようになり、また作業場の見た目も整理することが出来ています。やはり毎日のことですので、すっきりとして大変良かったと感じています。

 

今回導入いただいた封緘機のテープは何を使用していますか?

現状はクラフトテープですが、すでにコストメリットのあるOPPテープの提案を受けています。

これまでクラフトテープをなんとなく使用しておりましたが、トヨコンさんの提案を受けて、お客様にも合意を取り、OPPへの変更を了解していただいております。現在使用しているテープの在庫が無くなったら切り替えたいと考えています。

 

今後、トヨコンに期待することをお聞かせください

弊社のお客様のことを意識し、常に最適なものをご提案していただいているなと感じます。普段から来ていただく中で、工場内を見ていただいたり、お客様への同行もしていただいたり、色んな話が出来ているのでとても助かっています。実際の現場にどんな問題があり、どうやって解決するかを意識したご提案を今後もいただければと思っています。

 

お客様の声に応えるために、更なるレベルアップを

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今後の展望をお聞かせください

弊社は原材料から、調達・製造・加工・組立・梱包荷姿の提案、輸送までの一貫したトータルでの提案を強みとしております。元々商社として、サプライヤー様との協力関係からお客様へのご提案をさせていただいておりました。その中でも、原材料の調達に関しては力をつけてきていると思っておりますし、生産・製造の方でも協力メーカー様との良いつながりが出来ているなと感じております。

これまで梱包・輸送という部分は弱いと感じており、あまり知識がなかったのですが、トヨコンさんからどんな荷姿があるのかなど、包装設計の部分でご提案をいただいておりますし、輸送の分野でもこれまでにないアプローチのお話もいただいており、その提案をお客様が面白がってくれるのは、すごく良い形が出来てきているなと感じております。

お客様から「C.Iさんは注文書一枚ですべてやってくれるから楽だ」と言っていただいているので、そういった部分を今後も伸ばしていき、お客様の困りごとを解決することが出来ればと思っております。例えば、「色んなメーカーにそれぞれ注文する手間を弊社がすべて行いますよ」という強みを、今後もアピールしていきたいと思っております。

 

これから先も攻めていく企業であり続ける

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最後にメッセージはありますか?

弊社のパイプ加工は、9割が自動車関係のお仕事なのですが、その技術を違った分野に広げていきたいと考えております。特に現在、お話しさせていただいているのが建築関係のお客様です。「グレーチング」という側溝の蓋に、パイプを使用しているお客様がいますので、ご提案させていただいております。(元々は、フラットバーを電気溶接していたが電気代が非常にかかる)他にもお話させていただいているのが、車イス、介護ベッド、ベビー用製品です。

自動車関係も、これまで以上の生産量を確保するために、高速切断機の導入を決めており、これまでの3倍~4倍の速度で加工ができる機械で、更なる効率化と競争力を高めていきます。自動車のパイプと言っても種類は多数あり、これまで主力としていたエンジン回りだけでなく、足回りなどのほかの部分への展開も取り組んでおります。

自動車に限らず「切断」という分野で、「パイプに限らず、何でも切ります」という姿勢で、お客様の困りごとを解決できたらと思います。これまでと違う新規顧客へのPRだけでなく、現状の取引先様への新規案件のご提案を行い、弊社が出来る可能性をお客様にもっと伝えていく、攻めの取り組みを行っていきます。

会社全体として取り組もうとする雰囲気があり、経営者の方針も新しい取り組みに向けて、人材を増やしております。電子部品商社から、企画・設計を行っていたという歴史の中で、新たな創造を行っていくという気持ちがC.I.(クリエイション、イマジネーション)につながっていると思います。

今後、変化に対応するために設備投資を中心に、新たな時代を生き抜くための動きをどんどん取っていきたいと考えています。お客様や協力企業様とも常にそういった関係でありたいと考えていますし、先を見据えて、現状を守るだけではなく、これから先も攻めていく企業でありたいと思っております。

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